本を持って 町へ出よう
読書日記。読んだら書く。

ジョゼと虎と魚たち / 田辺 聖子 / 角川文庫

ジョゼと虎と魚たち / 田辺 聖子 / 角川文庫


「ジョゼと虎と魚たち」の映画は観たことがあって、
これがなかなか面白かった。
映画を観てから数年後、原作を読んでみた。


他の短編は、ねっとりとした恋愛小説。
あまり読み慣れていないジャンルなので、
うーん、なんとも。


↓ネタばれあり






「ジョゼ…」の原作者が田辺聖子だと、
知らなかったので驚いた。
田辺聖子は1928年生まれ、
1984年に発表された作品というから、56歳の時に書いたもの。
56歳が書くにしては、あの映画は
現代的な若者の人間関係や雰囲気を瑞々しく書いている
と思ったから。


読んでいくうちに
おや、
と思う。
(文庫本を初めから読み始めた時から、うすうす思っていたが)
普通の長さの、2時間くらいの映画だったと思うんだが、
小説の長さは30ページくらい。
とんとんと、話が進んでいってしまう。
ジョゼの恋敵の女性も出てこない。
新井浩文も出てこない。
おばぁちゃんもほとんど出てこない。
そして最後に、二人は別れない。


この短い小説をふくらませて、2時間もの映画にしたんだ。
雰囲気も違うし、話も違う。
でもたいしたもんだ。


小説の中のジョゼは、美しく、
内面は人間くさくて、
それをうまく表現できなくて、くしゃっとしていて、
恒夫にだけはそれを伝えられるようになった。


映画では、
池脇千鶴がジョゼ役で、体当たりの演技(=セミヌード)。
相手役は妻夫木聡で、小説の恒夫のイメージよりカッコよすぎ。
映画の中で、ジョゼと恒夫が別れたのは、
ジョゼと恒夫が普通の恋愛をしていたってことを
表現したかったのだと思う。
恋愛していたから、一緒に暮らして助け合い、
恋愛が終わったから、別れた。


若手女優の体当たりの演技というと、
クリスチャン・スレーター主演の映画
「今夜はトーク・ハード」(1990年)を思い出す。
ラストの突然のラブ・シーン。
何故ここで、サマンサ・マシスが半裸に?
って。
好きな映画ですが。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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 谷崎潤一郎の著書のなかで一番好きな本です。 かっこいい文章で、彼独自の美意識を伝えています。 何度読んでも惚れ惚れしてしまいます。欲しかった本です。中身のすばらしさはいうまでもありません。あらためて、谷崎の偉大さを実感です谷崎潤一郎の文章は肉厚で、まろ あやかのブログ【2007/10/31 05:46】

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