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ノーベル賞受賞者の精子バンク
天才の遺伝子は天才を生んだのか
/ デイヴィッド・プロッツ / ハヤカワ文庫
「ジーニアス・ファクトリー」の文庫化。
ノンフィクションの科学モノって得意ではないが、
以前に読んだサイモン・シンの
「フェルマーの最終定理」と「暗号解読」が面白かったから、
そんな感じかなぁと思い、読んでみた。
が、
そうではなかった。
でも、内容はショッキングでもあり喜劇的でもあり、
こんなこともあるんだね、と。
ノーベル賞受賞者の精子バンク。
1980年に設立、1999年に閉鎖された。
当時テレビで取り上げられていたのをうっすら覚えている。
精子バンク、その存在だけでも驚いたのに、
さらにノーベル賞受賞者やらハンサムやら金持ちやらの精子を
扱っているという。
実際の「ノーベル賞受賞者の精子バンク」。
設立者の人物像。
ドナーの心理。
精子を欲しかった母親の心理。
生まれた子供が成長してから。
など、
いろいろ興味深い。
ただ、
閉鎖されてしまったということもあり、
また、ドナーの匿名性が守られていたりして、
取材できた人が限られているため、
統計学的な分析はできておらず、
症例報告という感じ。
現在の精子バンクは、特にヨーロッパで、
ドナーの情報開示をするようになってきているという。
希望すれば、生まれた子供がある一定の年齢になったら
ドナーに会えるとか。
ますます人間関係が混乱するだろうなぁ。
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Author: itsudemo
通勤電車の中で、本を読んでいます。