ほんとに建つのかな / 内田 春菊 / 講談社文庫
内田春菊が、4人目の子供を妊娠して出産して、
新しい家を建てるまで。
本の帯のコピーが、
「女の金で家が建つまで。
そんなことが障害になるんですかあ!?」
自分で稼いだお金で、自分と家族のための家を建てる、
という話なんだが、
このコピーは、
自分のお金で家を建てるというのに、
旦那の家族からいろいろチャチャが入って嫌になった
ってことだろうか。
でもそれは、女の金だろうが男の金だろうが、
関係ないのではなかろうか。
旦那の両親について、
モラル・ハラスメントだとか無神経だとか、
批判し、文句を書いている。
現在はそんな旦那の家族と縁を切るために、
旦那とは籍を抜いて、一緒に暮らしているとのこと。
旦那と旦那の家族について、
何もここまで悪く言い立てなくても…とも思う。
書かれたその人たちは、おそらくこの本を読み、
また、本を読んだ他の人たちから
好奇の眼差しで見られるだろうから。
恐ろしい復讐だ。
だいぶん前に山田詠美の「ぼくは勉強ができない」を読んだとき
主人公が、あるクラスメイトの家庭の事情を知らずに
そのコに接し、知らなかったが故に、彼女を傷つけた。
主人公が「知らなかったから、仕方がないのではないか」
と言った時、
主人公の祖父は、
"知らなかったこと自体が悪い"というようなことを言った。
(だいぶ前に読んだため、あやふや。)
それを読んだとき、試験や仕事についても、
"知らなかったから"は理由にならないんだと、しみじみ思った。
そして、他人の感情に鈍感であることも。
旦那の両親。
悪い人ではないんだけれど、他人の気持ちに鈍感で、
他人の気持ちに気付かないのでは。
そして"知らなかった"こと自体が罪である。
お互い散々傷つけあっているんだろうから、
もう接触しないことが1番の解決策か。
私たちは繁殖している グリーン
/ 内田 春菊 / 角川文庫
内田春菊の妊娠→出産→育児マンガ。
2男2女がいるので、上記が同時進行で起きている。
急がしそう。
でも幸せそう。
「意外と家庭的」と言われるのが嫌いと言うが、
よくぞ、育児も仕事も趣味も恋愛(結婚生活のこと)も
こなしていると思う。
後書きにあった(文庫用の)モラル・ハラスメント。
初めて知った。
いったい内田春菊に何があったんだ〜(薄々分かるが)、
と思いつつ、次作の文庫化を待つ。
Author: itsudemo
通勤電車の中で、本を読んでいます。