本を持って 町へ出よう
読書日記。読んだら書く。

誰か / 宮部みゆき / 文春文庫

誰か / 宮部みゆき / 文春文庫


一人一人の人物を丁寧に丁寧に書きあげている。
ダラダラした文章だと言う人もいるが、
そうは思わなかった。


父親を失った姉妹が、
父の人生を本にして出版したいという。
それを手伝うことになった主人公。
今まで知らなかった父親の昔のこと、
それ以上に姉妹ぞれぞれの心のうちが恐い。
姉が最後に主人公に言う言葉。
人は簡単に人を傷つけることができる。
そして傷つけた人は傷つけることに鈍感だ。


幸せな家庭を大切に大切に守っている主人公。
どうしてそんなに守ろうとしているのか。
壊れ物みたいに。
怯えているかのように。
あまりにも幸せだから?
そのことについては触れられていない。



誰か (文春文庫 み 17-6)誰か (文春文庫 み 17-6)
(2007/12/06)
宮部 みゆき

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